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ツバメ - 3


本日(8月24日)JGAPの事務局・茶工場の内部監査が終了しました。各組合員の皆さんの内部監査も終わり、後少しの是正を行って、本審査を待つことになりました。今後も努力が必要ですが、力を合わせて頑張るしかありません。
こんな多忙な日々のある1日、裾刈りをしようと茶畑に着くと … 上の写真の様に、これまで紹介したように、ツバメが数羽茶の木の上を低空飛行で飛び回っていました。素直に、嬉しい気持ちになりました。彼らにとっては、絶好の餌場だからでしょうが、私達茶農家にとっては、害虫駆除の立役者です。平均時速40km~50kmものスピードで、燕返しを繰り返しながら飛行していました。ふと見上げると防霜ファンの電線にも数羽のツバメがとまって羽を休めていました。しかし、作業しない訳にもいかず、裾刈り機のエンジンをかけて作業を始めました。… すると … 驚いたことに、電線で羽を休めたツバメまで、正に飛び降りるように裾刈りをしている私の方に向かって飛んできました!しかも、作業している私の周りを周回するかの様にです。… なるほどと思いました。どうも彼らが今回主に捕食していた虫は、最近こちらの畑に進入してきて繁殖し始めたチャトゲコナジラミだったようで、ヒトや動物が茶の木を揺り動かすと、茶の木の上に大量に飛び回る習性があります。多分、この様子を俯瞰すると、作業しながら茶の木の畝の間をゆっくり歩くヒトの周りを大量の小さな虫が飛び回っている。そして、その周りを旋回する様に5、6羽のツバメが飛び回っている。この様な絵になっていたと思います。残念ながら、両手がふさがっていて写真に撮れませんでしたが、もし、誰かに撮ってもらえたら、かなり面白い写真になっていたと思います。周りを飛び交うチャトゲコナジラミには苛立ちを感じていましたが、ツバメのお陰で気分良く作業を進められました。そして、…裾刈り機のエンジンに給油しようと作業を止めた時、ほとんどのツバメが電線にとまってこちらを見ていたのには、驚きましたし、思わず一人で笑ってしまいました。
そう言えば、農林水産省が提唱しJGAPでも推進している総合的病害虫・雑草管理、IPM(Integrated Pest Management)、と言って農薬による化学的防除や除草だけに頼らず、害虫の増殖を抑える茶畑周辺の草刈りを頻繁に行ったり、茶の木を浅く刈り落としたりと言った物理的防除や害虫の天敵となる虫や鳥を大切にするなどの、正に総合的な防除の考え方です。もちろん、この様な考え方は、今に始まった訳ではなく、寧ろ化学が進歩していなかった昔の方が、より高度に実践されていたとも考えられます。
今年の夏、この辺りだけのことかもしれませんが、セミの鳴き声が非常に少なく感じます。ツバメも例外ではありません。やはり、『毎』年という言葉が使い難くなってきていると感じます。ツバメの住みやすい山里にして、毎年ツバメのお陰で害虫が増えなくて有難い と言えるようにしたいものです。JGAPの一つのキーワードも『持続可能性』ですから。

宇宙の旅

私達、農業に携わる者は特に、1年の様々な農作業を通して、今年も色々なことがあったけど、何とか1年無事に過ごせたなあ で時の流れの循環を感じて安堵感を得ているように思います。かつての記事でも触れた様に、宇宙船地球号は赤道面を公転軌道面に傾けて、かなり円に近い軌道で太陽の周りを1年かけて公転しています。地球温暖化による気象変動とか、地震や火山活動の活発化など、ヒトの生活を脅かす様々な要因に翻弄されながらも、この正確な公転により、環境の基本は維持されていると感じます。毎日の様に降り続いた梅雨時の雨、これからもしばらく続きそうな猛暑、それでも、秋は訪れ、冬が来ると誰もが信じて疑いません。

(Wikipedia より)
上の図は、太陽系を含む天の川銀河の想像図です。直径は10万光年ほどで、太陽系は、その中心から2万5000光年ほどの位置にあり、秒速250km/秒という猛烈なスピードで周回しています。時速に換算すると 90億km/時 というとんでもない速さです。それでも、一周は16万光年もあるので、銀河を一周するのに2億3000万年ほどもかかります。この間、地球は太陽の周りを周回しながら、太陽と一緒に銀河を一周するので、我が宇宙船地球号は、螺旋を描きながら銀河を一周していることになります。地球誕生から46億年、この螺旋回転運動をほぼ20回重ねたことになります。銀河系の現在の位置に、前回いた時の地球は、中生代の三畳紀に当たります。もちろんこの時、ヒトは誕生していませんし、日本列島さえありませんでした…。また、この20回転の間、銀河系自身も広大は宇宙空間の中で、他の多くの銀河との位置を変えています。銀河を一周した時、宇宙空間の中の元の位置には戻っていません。
こう考えると、今六郷茶農協が苦しみながらも頑張っているJGAP認証への取り組みなど、1年周期でない新たな方向性を常に模索することの重要性を感じます。しかし、その反面、ヒトの100年ほどの一生を考えれば、1年周期の大切さ、それは言い換えると「文化」や「伝統」と言えるかもしれません。当茶農協に置き換えれば、これまで培ってきた『深むし茶』の『味』となります。この相反する2面の価値を意識して、今後も茶生産に努力を積み重ねていきます。
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