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雑草


一番茶の綺麗な芽がすくすくと成長することを願って、有機質の上質な肥料をたっぷり散布しました。が、上の写真の様に、春間近な暖かい日には雑草が既に伸び始めています。肥料散布後の茶の木の畝間を耕す作業の合間に、このような雑草を取り除きました。何故なら、…

このように、そっとゆっくり草を引き上げると…その根がガッチリ掴んでいる土と一緒に剥がれて取れます。草の大きさと比べて、いかに広く広がっているかが分かると思います。しかも近くの草の根どうしが絡み合っていて、1つの草を引き上げると周囲の草まで一緒に持ち上がりました。
これを裏返してみると…

この様に網目…と言うより、衣服の繊維が絡み合っている様に細い根が濃密に張り巡らされて土をしっかり掴んでいます。
上質で高額な肥料は茶の木の為です。それをこれらの生命力溢れる雑草に吸い取られるわけにはいきません。除草作業も茶園管理の大切な作業の一つです。それにしても、これら雑草の生命力には驚かされます。一年のうちに何度茶園を綺麗にしても、直ぐにどこからともなく芽を出し大きくなります。ヒトという恐るべき敵がいるにも関わらず、このように種を維持できるのですから大したものです。
おそらく、私達が存在しなくなっても生き延びるでしょうね。
今日は2月29日。ほぼ4年に一度の閏年の+1日の日です。閏年と言えば今年はオリンピックイヤーでもありますね。たった1日ですが、去年はもう3月だったわけですから、ちょっぴり遠い春の訪れになるのでしょうか?雑草の逞しい成長を見ると、春は直ぐそこの様な気がします。

ブレケル・オスカル(Oscar Brekell)

    2月19日、年に一度の当地区の茶業振興大会が開催されました。様々な表彰と議事終了後、2つの講演会が行われました。その1つがタイトルのブレケル・オスカル氏の『スウェーデン人インストラクターが語る日本茶の魅力-静岡茶を世界に!-』でした。

写真で分かる通り、白人の大変若い青年です。
1985年スウェーデン生まれの31才。2010年岐阜大学に留学後、現在は静岡県農林技術研究所 茶業研究センターの研修生として、将来日本国内、国外で日本茶の普及活動を行うことが夢だそうです。
まず最初に驚いたのは、その日本語の素晴らしさです。会場からも驚きと称賛の拍手とどよめきが起こりました。
彼が日本に興味を示したきっかけは、小さい頃、彼の家にある電気製品がSONYやSHARPの物で、それらが全てこの小さな極東の島国日本の製品だったからだそうです。なぜ、このような素晴らしい製品を創り出す能力がその国にはあるのか と考えたのかもしれません。そのルーツを探るため、日本の歴史を紐解く過程で日本の緑茶に出会ったようです。日本、そして日本茶の魅力にはまってしまった彼は、上記の様に、日本語を学び日本に留学し、現在はその語学力を生かして、研修生として日本茶の研究をしています。

これは、講演のPowerPointの画像です。日本茶を学ぶ稀有な存在として、研修生でありながら、茶生産者の私達より日本茶に精通していますし、その魅力を大変客観的に語れるからこそ、このように日本各地で講演やテレビ、ラジオ番組への出演で活躍しています。

印象深い話が大変多かったのですが、とりわけ上の様に日本茶を海外に広める為に取り組むべきことは、そのまま今後私達こそ努力すべきことの様に思いました。
具体的には、
・日本茶カフェなど、日本茶を楽しむ場を
作る。
・障壁はあるが、少しずつでも海外に日本
茶の輸出に取り組む。
・外国在住の日本茶スペシャリストを育成
する。
・日本茶の魅力を紹介する英語版の本を出
版する。
特に、下の2つは日本人の茶農家の私達には気づけないことのように思えました。
『煎茶は淹れ方によって柔軟性がある。品種と産地で味が違う。』
と語った彼の一言は、私達深蒸し煎茶を生産する農家にとっては大変心強いものになりました。

化粧ならし

前回の記事から、かなりの時間が経過しました。とある事情で記事更新ができず、申し訳ありませんでした。今後も六郷茶農協ブログを宜しくお願いします。
冬らしい寒さが続いています。週末は天気が崩れ気温も上がりそうですが、その後は再び寒さが戻るとの予想です。冬型の気圧配置で、北西の乾いた冷たい風の中での茶園管理作業は大変です。しかし、季節に不釣り合いな暖かな空気の中で農作業するよりは精神的には遥かに良いと思います。
今、私達は4月下旬から5月上旬の一番茶に向けて、様々な茶園管理を行なっています。我が家はタイトルの化粧ならしという作業を終えたところです。これは、一番茶の原材料となる生葉の品質を高める為に欠くことのできない大切な作業です。秋冬番茶が終わった後も茶の木の畝の表面の整枝作業を行なっていますが、その後の強い季節風などで表面に現れている古い葉や整枝作業で落としきれなかった枝などが少なからずあります。これらを丁寧に刈り落とす作業が化粧ならしです。多分、茶の木の畝の表面にお化粧をするように美しくするという意味でこの名が付いたのだと思います。下の2枚の写真、上が化粧ならし前の茶の木の畝、下がならし後の写真です。


写真では判別が難しいほどですが、畝と畝の境界線の部分を比較すると、下の作業後の方が凹凸が無く直線的になっているのが分かると思います。一番茶の摘採は、この面より更に数cm上で行いますから、摘採された生葉は、これから芽吹く新鮮な新芽だけになるわけです。
明日から春肥と呼ぶ肥料の散布作業を行います。美味しい一番茶の新芽を育てる為にも、たっぷり栄養を与えなければいけません。私達にとっては、健康に育つ生命力溢れる(樹勢の良い)茶の木が全てですから。
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