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早朝、5時過ぎに猛烈な雷鳴に叩き起こされました。雷雨=集中豪雨の連想で、前日の畑仕事で土砂に埋まった溝を思い出しました。前回の短時間豪雨で、溝から溢れた水が茶園の土壌を削り取った所があったので、急いでトラックに乗って畑に向かいました。雷鳴は凄まじいものでしたが、雨は小降りでしたから、トラックのヘッドライトで照らして、溝を埋めた土砂やゴミを取り除く作業を始めました。作業を終わる頃、急に茶の木の葉に当たる雨音が大きくなり、トラックの屋根に当たる音も響く様になりました。『雹』です。慌ててトラックに乗り込み、帰宅して自宅倉庫にトラックを入れた時の写真が上の2枚です。上が荷台、下がフロントガラスです。砕けていない氷の粒はほとんどが直径5mm以上もある氷の塊、雹でした。
幸か不幸か、当地の今年の新芽の成長は3月初旬の予想より遅くなっているため、2日後の今日の茶園の様子からすると影響は軽微だと思います。しかし、数年前には、新芽に深刻な被害を受けたことがありますので大変心配しました。霜の被害は防霜ファンによってある程度防ぐことができますが、成長した新芽を雹から防ぐ術はありません。
一番茶を間近に控え、計り知れない自然の力に戦々恐々と日々を過ごすことになりそうです。

エイリアン?


これは一体何でしょう?地面に足を伸ばして這い回る得体の知れない生物の様に見えませんか?蟹のような足ですが…
申し訳ありません。もちろんこれはエイリアンなどではなく、植物の根です。ただし、根を張っているのは平坦な地面ではなく、下の写真の様な急傾斜の斜面です。

写真の右のやや上に、その2匹の生物がいます。(笑)この崖は、今から数百万年前にできた砂岩と泥岩の地層で、海底に堆積した後にその長い年月をかけて固くなり地上に隆起して私達が住む土地の基盤となっています。上の木の根は、その固い地層の隙間や割れ目に根を足のように伸ばして踏ん張り、栄養分を吸収して逞しく生きています。植物は、一旦そこで成長し始めれば自分で他の場所に移動できませんから、芽を出したその場の環境に合わせて成長するしかありません。たまたま、その場がこのような急傾斜だったので、写真の2本の木は、蟹が足を伸ばしているかの様に根を張っているのでしょう。
1年に一度根を残して刈り落としていますが、春から夏にかけて、茶の木と同様に新しい芽を出して幹を伸ばし大きくなっていきます。
以前の記事でこのような写真をお見せしました。

根元から倒れた杉の木が、ほぼ直角に幹を曲げて日の光を浴びるために真上に伸びています。
茶業を営んでいると、茶の木の春の芽伸びが毎年楽しみです。間も無く、膨らみかけた芽が大きく育ちます。毎年のことですが、この崖に生きる植物同様に、地中深く根を張って、そこで生き抜くしかないこの茶の木のおかげで生きている私達は、動けない彼らの様子をよく観ながら、成長を助けなければいけないと思います。
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