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センターピボット

今日も炎天下の中、茶園の防除作業を行いました。日中の高温に身体が慣れるまではかなり大変です。昼の休みをちょっと長く取ったので、今日は1haはできませんでした。逆に言うと、防除作業は、条件が良くても、我が家の場合1日頑張っても1haが限度です。他の組合員で、もう少し管理面積の大きい方で1.5haぐらいです。1日1~1.5ha ちょっと記憶しておいて下さい。

若かりし頃、アメリカのロサンゼルスからニューヨークに、飛行機に乗って向かったことがありました。天気も良く、運良く窓際の席だったので、広大な北アメリカ大陸の西海岸から東海岸まで 眺めることができました。ロッキー山脈を超えると、信じられない光景が目に飛び込んできました。下の写真のように、地表が巨大なオセロ盤のようで、その1ますの中に緑色の円形の駒が並べられている様な地形が、飛行機の窓枠の下から南の地平線までずっと並び、その後暫くその景色が変わりませんでした。

(Tabi2ikitai.comより)
調べてみると、アメリカ中西部のノースダコタ州から南に伸びるグレートプレーンズと呼ばれる大穀倉地帯の南側(Google earthではネブラスカ州に多く見られる)の『センターピボット』という灌漑施設で作られている農園群だと言うことが分かりました。駒の一つを拡大すると、

(植物工場・農業情報提供サイトより)
更に拡大すると、

(Wikipediaより)

円の中心から大量の水を吸い上げて、半径が平均で400m、大きなものは1kmにもなる巨大な灌漑施設のある農場だそうです。潅水と同時に施肥も行えるこのシステムは、今ではリモートコントロールも可能なようで、非常に効率的に農場の管理が可能になっているようです。最近では、他国でもこの技術が取り入れられているようです。ただこのシステムも、地下水の枯渇を招くなど、多くの問題を抱えていることも事実のようです。栽培されている作物は主にトウモロコシだそうですが、その他にも多くの作物に利用されています。
では、この駒一つ分の面積はどれ程でしょう?平均の半径400mでは… 約50ha ! 半径1kmでは、… なんと 約314ha!!! 1日1~12回周回して散水や施肥ができるそうですから、半径400mの駒一つで、六郷茶農協の全組合員の作業面積を超えてしまいます。また、一つの組織または個人で幾つかのセンターピボットを同時に動かすでしょうから、その作業の効率は計り知れません。この技術というより、この規模の一括管理できる農地を菊川市で作ることは、ほぼ不可能です。が、仮に菊川市に置き換えてみると…総面積は94.24㎢ですから、9,424haです。その内耕地面積は3,120haですから、半径1kmのセンターピボット方式農場の数に換算すると、ちょうど10個分です。果たして、あちらでは、この面積を何人で管理しているのでしょう?因みに菊川市の農業就業者数は、2,984人です。
単純に規模だけて語ることはできませんが、この圧倒的な地理的条件の差は、今日本も加入しようと努力している環太平洋パートナーシップ協定(TPP)で農業面で具体的に考慮されなければならないことだと思いますが、いかがでしょう?
もちろん、貿易立国日本にとって、この協定を締結することの意義は理解しているつもりです。
東北訪問の旅を終えてこんな泣き言を思い描いてしまいました。
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No title

久しぶりに覗いて初のコメントです。
自分のためでもないのに謝罪なんて、プライドの高い彼女には無理な期待をしてますよ!
皆さんも今回のことは忘れて信頼し合える仲間だけで頑張っていきましょう!
巻き込まれた関係者の方達、本当にお疲れ様でした。

毎日暑いなかお疲れさまです!
アメリカって、何に関しても規模が大きいんですね。
ビックリしました( ̄□ ̄;)!!

今日は少し風が気持ちいいですね♪
お仕事頑張ってください(≧▽≦)
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